萩尾望都さんの対談集。
まず1本目が手塚治虫先生というのがすごいですね。
「ぼく、今度イースター島に行くんですよ」「わぁ、いいですね」からはじまるあたり、ただものではないと思ってしまいます。
手塚先生と藤子・F・不二雄先生が一緒に映画を観に行った話とか、もはや神話の域です。
ほかにも水野英子さん、石ノ森章太郎さん、美内すずえさん、寺山修司さん、小松左京さん、松本零士さんと、そうそうたる顔ぶれ。
最後には羽海野チカさんとの特別対談が収録されています。
どの対談にも『ポーの一族』のことが出てきて、本当に偉大な作品だったのだと思いました。
「女性にはこういうものは描けない」というような発言も出てきて、時代を感じます。