憤死

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憤死 (河出文庫)

綿矢りささんの小説。
表題作の「憤死」に加えて、「おとな」「トイレの懺悔室」「人生ゲーム」が収められた本です。
「おとな」「トイレの懺悔室」「人生ゲーム」はホラーな雰囲気で、「憤死」はそうでもないのですが、
この流れの中で見ると「『憤死』もホラーなのか…?」と思ってしまいます。

わたしは「憤死」が一番好きです。
特に冒頭の一文がいいですね。

小中学校時代の女友達が、自殺未遂をして入院していると噂に聞いたので、興味本位で見舞いに行くことにした。

本当に、興味本位でお見舞いに行くだけの話。
しかしその女友達のキャラクターが、小説らしくて素晴らしかったです。
実写化するなら柳原可奈子さんがぴったり、なんて思いました。

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