宮下奈都さんのエッセイ集です。
雑誌や新聞に掲載されたものが集めてあります。
日常エッセイから掌編、本の解説など、読みごたえがありました。
『神さまたちの遊ぶ庭』に出てきたお子さん3人もたびたび登場しています。
3人とも個性があって面白いです。
しかし3人きょうだいの性格が違うのはよくあることなので、
お母さんである宮下さんの表現が見事なのだと思いました。
『神さまたちの遊ぶ庭』を読む限りでは謎の存在だったご主人ですが、
この本では出会ったきっかけなども書かれています。
それでも輪郭がぼやっとした、ファンタジーな人という印象でした。
2004年~2013年ぐらいのエッセイが収められています。
2011年に震災について書かれています。
これまでもほかのエッセイ集で震災について書かれているのをよく見たので、
震災について書かれたエッセイだけでも相当な数になりそうだなぁなんて思いました。