図書館で予約して、順番が回ってきた順に読んでいる大長編ドラえもん。
3、4、6ときて、次に5が回ってきました。
1と2は人気があるみたいで、まだしばらく順番が回って来そうにありません。
5に収録されているのは雲の王国、ブリキの迷宮、夢幻三剣士の3本です。
5番打者のような、組み合わせですね。
ドラえもんのび太と雲の王国
映画版を見た記憶があったのですが、
ブリキの迷宮とごちゃごちゃになっていて、
どんな話かあまり覚えていませんでした。
これまでに見た大長編とどこか似た場面が多いです。
環境破壊を取り上げている点も、アニマル惑星に似ています。
だからといってつまらないわけではなく、大長編らしい話でした。
ドラえもんのび太とブリキの迷宮
かなり面白かったです。
子どものころに映画版を見たためラストシーンは覚えていたものの、
そこに至る道筋がまったく理解できていませんでした。
ストーリーから離脱したドラえもんを、のび太が助けに行くところがいいです。
なんとかなるだろうとわかっていても、ドキドキします。
しずかちゃんのボケも利いていますね。
現代社会への風刺を感じさせつつ、
そこが主題ではなさそうなところがドラえもん大長編の面白いところです。
エンターテインメントとして楽しませてくれました。
ドラえもんのび太と夢幻三剣士
これは映画を見た覚えがなくて、ラストまで読んで
「こんな話なの?」と思ってしまいました。
意味がよくわからないまま終わってしまって、
置いていかれた感がすごいです。
F先生のあとがきからも、不本意だったというニュアンスを感じます。
我々の生きている現実世界とは何なのか、
そんな哲学的な疑問を感じさせる作品でした。