(小説現代2020年4月号で読みました)
今村翔吾さんの小説。
直木賞候補にもなりました。
わたしが読んだ今村さんの作品がたまたまそうかもしれませんが、子どもがやたら死にますね……。
むやみに殺しているわけではないとわかっていても、そこで微妙な気持ちになります。
子どもが死ぬあたりが特に盛り上がるのも事実で、場面の臨場感が優れているがゆえに心に残るのだろうと思います。
自分が歴史小説をちゃんと読めないタイプなので、この作品も後半に行くにつれついて行けなくなってしまいましたが、全編を貫くパッションのようなものを感じました。