水木しげるさんのエッセイをまとめた本です。
phaさんの著書ですすめられていたので読みました。
わたしは水木しげるさんの著書を読むのははじめてで、その面白さに驚きました。
戦争の話がとても多いのですが、切り口がとても斬新です。
これまでこんなふうに戦争について書かれた本を読んだことがありませんでした。
戦争が悪い！平和が良い！と声高に言っているわけではないのに、
平和がどれだけ素晴らしいかということがしっかり伝わってきます。
「99%の人間は無能、1%の才能ある人間は放っておいても成功する」
というくだりがとてもいいです。
幸せを追い求めずに人生を淡々と生きることが良いと言っているように感じました。
それがタイトルにもつながっています。
とても面白かったので、水木しげるさんの他の本も読んでみたいと思いました。
