2005年に発行された『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』の改訂版です。
すでに10年ぐらい前に読んでいて、とても参考になりました。
初版に東日本大震災の教訓など新しいデータを加えて改訂したのがこの本です。
わたしも東日本大震災のときに
『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』のことを思い出しました。
緊急時にもかかわらずなぜ避難しないのかという疑問に対して、
避難を阻む認知バイアスの存在を唱えています。
2005年の発行から10年の間にもたくさんの災害が起こっています。
いつ自分がまきこまれてもおかしくないわけです。
すごくいいことが書いてあるのにタイトルがあまりよくない気がするんですよね。
『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』と言われても「ふーん」という感じでしょう。
だからといってどんなタイトルがいいのかはよくわかりません。
これを読むことによって震災時にどう動いたら良いのか具体的にイメージできます。
防災についてとてもためになる本なので、ぜひ一度は読んでほしいです。