ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。
「オロロ畑でつかまえて」も「なかよし小鳩組」も楽しく読みました。
だいぶ前に読んだので細かいところは覚えていないのですが、
「花のさくら通り」を読み始めたらだんだん思い出してきました。
面白かったのですが、ちょっと長かったです。
ユニバーサル広告社が最終的にうまくやってくれるだろう
と期待して読み始めたものの、
話が良い方向に動くまでにかなり時間がかかります。
登場人物が多く、視点も動くので、読みづらい印象を受けました。
杉山が評価されないのは笑いどころなのかもしれませんが、見ていてつらいです。
娘との関係も、痛々しく感じます。
しかし村崎は今回もいい味を出していますね。
ラストのラストでしれっと衝撃の事実が明かされているような…。
寿美代大先生の願いは叶うのでしょうか。
絶対に無理だろうとは思うのですが、
顛末まで書いてくれたらもっと良かったです。
家の近くにさびれた商店街があるため、
余計に感情移入して読んでしまいました。
あののどかな商店街も裏側はこんななのかな…なんて、
ちょっと怖くなります。