羊は安らかに草を食み

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羊は安らかに草を食み

宇佐美まことさんの小説。
認知症になった老女「まあさん」とその友人が、まあさんの過去を探る旅に出るものです。
各章の最後に戦争時代を生き抜いたまあさんのエピソードが挿入され、まあさんが友人には語らない過去を読者は知ることになります。
最初の方に東海道本線から琵琶湖が見えるような描写が出てきて「えっ?」と思ってしまったのですが、それは些末なことで、なかなか衝撃的な物語でした。

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