南綾子さんのデビュー作。
第4回R-18文学賞大賞を受賞した短編「夏がおわる」と、表題作の中編「ほしいあいたいすきいれて」の2本立てです。
わたしはR-18文学賞ファンで、過去の受賞作をすべて読もうという流れで、ようやく読みました。
かなりきわどい描写もあって、好き嫌いが分かれそうな気がしますが、とてもおもしろく読めました。
わたしは南綾子さんの作品を読むと生きる力が湧いてくるのですが、その魅力はデビュー作からもちゃんと感じられて、読んでよかったです。
それにしても第3回、第4回、第5回の大賞が吉川トリコさん、南綾子さん、宮木あや子さんって、強すぎやろと改めて思いました。