小さなことを気にしてしまうHSPという気質について書かれた本です。
わたしもおそらくHSPに当てはまるのだと思います。
しかし、もっと重度のHSPの人がわたしを見たら「たいしたことないのに」と思われるのではないかと思い、自分をHSPとは言いづらい状況です。
事実、わたしもたいしてHSPではないと思うような人が「私はHSPです」と言っていたら「甘えてるんじゃないの?」と思ってしまうことでしょう。
そういうわたしの心の問題は抜きにして、この本はどうも腑に落ちない感じがしました。
「HSPという気質だから仕方ないんだよ」と言われても、納得できません。
HSPの性質を詳しく説明しているのですが、「もちろんHSPでも○○でない人もいます」とすぐに例外を持ちだすので、「それじゃ一体HSPってなんなの?」と思ってしまいます。
根本的な解決にはならない気がしますが、これを読んで心が落ち着く人もいると思うので、自分はちょっと敏感なのではないかと感じている人は一読するといいかもしれません。
「HSPの人は正しい答えが直感でわかる」といったスピリチュアルな内容もあるため、苦手な人は避けたほうがよいでしょう。