大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル

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大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル (岩波ジュニア新書)

豊島ミホさんの小説はいくつか図書館で借りて読んでいて、新しい本を見かけないな~と思っていたら、2008年から休業をしていたことを知りました。
いまはライターなどをしているのだとか。
つらかった高校時代を経て、大学に進み、専業作家になったものの、結局小説家を休んで、自分の道を模索して…という感じの自伝的エッセイです。

10代向けに書かれたものですが、共感できるところがたくさんあってつらかったです。
わたしも高校時代は嫌なことばかりだったので、思い出さないようにしています。
その後の大学生活がまあまあ楽しかったので、まだ救われています。

この本の冒頭に「この人と比べたらまだマシと思ってもらえれば幸いです」というようなことが書かれていて、わたしはまさにそんな感じでした。

[2022年再読]
三宅香帆さんがおすすめしているのを見かけ、「懐かしいな~」と思って再読。

前に読んだときと大きく変わったのは、豊島ミホさんと同じR-18文学賞を受賞したということ。
小説家のくだりは他人事ではないので、どうしたもんかと思いながら読みました。

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