養老孟司さんと隈研吾さんによる対談本です。
タイトルのとおり「死」がテーマになっていますが、死そのものについて掘り下げるというよりは、いろいろなテーマから死に対してアプローチしています。
一番印象に残ったのは、「マンションで人が死ぬことが想定されていない。なぜなら、マンションのエレベーターには棺桶が入らない」というくだりです。
基本的に棺桶は立てて持ってはいけないので、最新のマンションではエレベーターの壁の一部を外して棺桶が横に入るようになっているのだとか。
いままで考えたことがなかったことをふっと考えさせてくれる本でした。