高尾山のハイキングから始まって、富士山登頂に至るまでが描かれています。
絵や文字が見やすくてとても良かったです。
富士山に登ったことがない
わたしは静岡県富士市出身なのに富士山に登ったことがありません。
車で5合目まで行ったことはあります。
父親は登ったことがあるみたいですが、ほかの家族も登っていません。
この本を読んで富士山に登るというのは並大抵のことではないと思いました。
いまのところ登りたいという気持ちも全くないので、一生登らないのかもしれません。
しかし作者の鈴木ともこさんも山登りには全く興味がなかったそうで、
わたしもいつかそんな気分になることもあるのかもしれません。
尾瀬の憂鬱な思い出
この本には尾瀬も出てきます。
富士山に登ったことがないくせに、なぜか尾瀬には行ったことがあります。
わたしの行っている高校では修学旅行らしい修学旅行がなくて、
代わりに尾瀬での自然教室だったのです。
すごく嫌だった思い出がよみがえってきてつらかったです。
しかし山が好きな人にとっては
こんなふうに見えるのだということがわかりました。
自分とは違う視点で見られるのがコミックエッセイの良さですね。
神出鬼没のカトウさん
たかぎなおこさんと一緒に山登りに行く話もあって、
コミックエッセイでおなじみ「編集のカトウさん」が登場します。
期待どおりの型破りな登山スタイルを見せてくれているので
カトウさんファンはチェックする価値があります。