蛭子さんのエッセイかと思いきや、本当に論語でした。
論語を読みながら、蛭子さんが自らの哲学を語るという形式です。
カバーの折り返し部分に孔子に扮した蛭子さんの写真が載っていますが
中で同じ写真が使われているわけでもなく、
一切触れられていなかったのでちょっと面白かったです。
蛭子さんの著書を読んでいる人だと
「前も言っていたな」ということが多々あります。
蛭子さんの一番の哲学は何よりも命が大事ということみたいです。
一貫して命を大切にする姿勢には心を打たれます。
ローカル路線バスの旅の話題もたびたび出てきて、
蛭子さんの人生において大きなウェイトを占める番組なのだと思わされました。
この本では伊集院光さんのことも褒めています。
伊集院さんはよくラジオで蛭子さんを笑っていますが
蛭子さんは全てお見通し、むしろ宣伝してくれてありがたいというスタンスなので
この人には絶対にかなわないなぁと思ってしまいました。