山内マリコさんのデビュー作。
地方都市を舞台にした短編集です。
登場人物の一人で各ストーリーがつながっています。
それぞれ設定は違うものの、地方都市特有の鬱屈とした世界観が最高でした。
道の両サイドにはライトアップされたチェーン店の、巨大看板が延々と連なる。ブックオフ、ハードオフ、モードオフ、TSUTAYAとワンセットになった書店、東京靴流通センター、洋服の青山、紳士服はるやま、ユニクロ、しまむら、西松屋…
この風景にピンとくる方はぜひ読んでみることをおすすめします。
わたしの地元もまさにこんな感じなので、
身に覚えのある描写がいくつもあって面白かったです。