コロナ禍がまだ色濃く残る2022年のエッセイを集めた一冊。
綿矢りささんの「野菜が甘い」がめちゃくちゃ良くて、わたしも最近の野菜甘いなーと思っていたから「そうそう!」と思うと同時に、それをこう書くことでこんなにすてきなエッセイになるのかと目が覚める思いでした。
茂山千之丞さんの「代役、有リマス」もすごく好き。
コロナ禍で代役になっても全然文句を言われず、それはそれで寂しいというもの。
言い方や時期によっては炎上しそうな内容ですが、すごく実感がこもっているし、いま読むとしみじみ味わい深いです。